ぺんてるは文具製品の製造・開発でノウハウを蓄積してきた文具メーカーであり、その技術やシステムを活用して現在は様々な電子機器や産業用機械、省力化装置といった機械製品を製造・開発している機械メーカーです。文具製品の製造業界はもちろん、医療用製品や化粧品部品といった分野の製造業界にも対応しており、さらには独自開発した産業用ロボットや金型製造技術を活用して、幅広いジャンルのクライアントニーズへ対応していることが特徴です。
ライン型ベースマシンを使用した自動機
様々なものづくり業界における製造ラインの各工程に合わせて、それぞれの作業を自動化できる一体型自動機です。パーツフィーダやホッパー、パレタイジング装置といった供給装置と、コンベアや箱詰め装置といった排出装置を組み合わせて、部品点数の多い作業や工程であっても柔軟にユニット単位の自動化を進めることができます。
ターンテーブル型ベースマシンを使用した自動機
直線的な製造ラインでなく、ターンテーブルを使った回転式のラインに合わせて各種工程やユニットの自動化を行うことが可能です。高密度のユニット配置によって自動化だけでなく省スペース化のニーズにも対応することができ、組み立て作業や検査工程などを目的ごとに自動化できます。ただし部品点数が多すぎる場合は対応が難しいこともあります。
ボールペン組立機
ボールペンの製造工業において、ペン先付近の微細部品の組み立てやインクの充填などを自動化技術によってオートメーション化することが可能です。それぞれのユニットが一体型になっており、省スペース化と自動化を同時に追求していけることも特徴です。なおボールペンの他にもシャープペンシルやペン型修正液などの組立にも対応できます。
それぞれの製造ラインやユニットの作業内容に合わせて組立工程を自動化することが可能であり、自動インサートや微細組立、液体・粉体の自動充填など目的ごとに設定することができます。対応できる業界や製品の種類も幅広くなっており、文具や医療機器、自動車部品、携帯電話用部品などニーズに合わせて相談可能です。
樹脂レンズのゲートカットや高硬度エンジニアリングプラスチックのゲートカット、プレス金型による切断など色々な加工工程も自動機や自動化装置によってオートメーション化することができます。またその他にもアルミシールの熱溶着や樹脂の超音波溶着、ボールペンチップのカシメ加工・ブローチ加工などに対応します。
様々な検査工程の自動化に対応しており、抵抗検査や導通絶縁検査、インダクタンス検査といった電気的な検査はもちろん、圧力検査や画像処理システムを使ったX線検査、外観検査、色判別といった検査にも導入できることがポイントです。なお、注射器や医療機器といった高精度の検査が求められる製品ラインも対応可能です。
ぺんてるは1946年に大日本文具株式会社として設立された文具メーカーであり、1971年に社名を現在の「ぺんてる株式会社」に改め、その後も様々な文具や産業用機械の製造・開発を行ってきました。国内外に事業拠点を展開しながら電子機器や工業用製品、産業用ロボットの製造も行っており、自社技術を活かした自動化・自動機開発を進めています。
会社の所在地 | 埼玉県草加市吉町4-1-8 |
対応機器 | 化成品関連製品、自動組立機、自動インサート成形システム、射出成形用精密金型、ハンドプレス、電子機器など |