製品の量産や精密製品の生産に欠かせない外観検査装置。半導体産業や自動車産業など幅広い分野で活用されています。
株式会社富士経済が示す市場調査結果によると、外観検査装置などを含む画像処理システムの2022年市場予測は1兆5,024億円。省人化ニーズやデジタル化の移行などによって画像処理システムを導入する業種や用途が広がると予想されています。
参考:株式会社富士経済「画像処理システムの世界市場を調査」
(https://www.fuji-keizai.co.jp/file.html?dir=press&file=20025.pdf&nocache)
画像処理システムのなかでも富士経済が注目市場と位置付けたのが、ディープラーニング活用型画像処理ソフトウェア・ウエハー外観検査装置など。
ウエハー外観検査装置の世界市場は2020年見込が3,750億円。前年比10%増が見込まれているうえ、2023年の市場予測は6,210億円と大幅な上昇が期待されています。
また、ディープラーニング活用型画像処理ソフトウェアの2020年市場は見込で108億円。こちらも前年より2.3倍高くなっており、2023年には685億円に到達するのではないかと考えられています。
参考:株式会社富士経済「画像処理システム、ディープラーニング活用型画像処理ソフトやウエハー外観検査装置などの世界市場を調査」
(https://www.fuji-keizai.co.jp/file.html?dir=press&file=21025.pdf&nocache)
2020年見込が前年比10%増と発表されたウエハー外観検査装置ですが、2019年はアメリカと中国の貿易摩擦によって市場の落ち込みも懸念されていました。しかし中国において半導体やデジタル機器関連の需要が高まったことなどから、市場は横ばいに。
2020年には新型コロナウイルスによる影響が懸念されていましたが、中国における半導体やデジタル機器需要、物流システムの自動化などによって更なる市場成長が見込まれています。
参考:株式会社富士経済「画像処理システム、ディープラーニング活用型画像処理ソフトやウエハー外観検査装置などの世界市場を調査」
(https://www.fuji-keizai.co.jp/file.html?dir=press&file=21025.pdf&nocache)
外観検査装置における今後の市場予測では、大きな成長が見込まれています。ウエハー外観検査装においては、2023年の市場が2019年の約1.8倍になると予測。
なぜ今後も外観検査装置の市場成長が見込めるのかというと、「5G通信関連」や「半導体メモリ」、「物流をはじめとするさまざまな業界での自動化投資」「感染症対策としての赤外線システム導入」による需要が高まるため。特にアジアでは5G通信関連、米州では物流システムの自動化が進んでおり、外観検査装置の需要はさらに高まるといわれています。
参考:株式会社富士経済「画像処理システム、ディープラーニング活用型画像処理ソフトやウエハー外観検査装置などの世界市場を調査」
(https://www.fuji-keizai.co.jp/file.html?dir=press&file=21025.pdf&nocache)