簡単にセットアップ可能
MIYABI 7には、「CU-9000」と呼ばれるセットアップステーションが搭載されており、エンドユーザーの指示書内容を入力するだけで検査条件を自動的に最適化できます。
レシピ選択など、その他の操作を含めても15分程度でセットアップが完了するため、無駄な時間をかけずに装置を使い始められます。
独自開発の証明による高精度な検査
MIYABI 7は、SCREEN PEソリューションズが自社開発した多角ラインドーム型照明機能が備えられており、赤色光源、青色光源、近赤外光源など様々なパターンの光を認識できます。
これによって、従来の検査装置では認識が困難とされていた基板に関しても、ムラのない良好な検査を実施できるようになりました。
豊富な分析機能を搭載
MIYABI 7には専用の分析ツールが付いており、基板に合わせてチャート分析や画像分析など各種分析が可能で、分析結果はCSVで出力・印刷できます。
これらの分析ソフトを活用して、穴ズレやスケーリングなどの結果を分析し、製造プロセスの改善に役立てられます。
スルーホール
スルーホールは、電気部品や電線をプリント基盤に実装するために、基盤に穴を開けてその内側に同めっき加工を施したものです。
MIYABI 7は、サブピクセル単位の測長検査によってスルーホールに穴ズレや測長検査といった異常が発生していないかを検出できます。
レーザービア(LVH)
レーザー光の力を使ってビルドアップ基板に空けた穴はレーザービアと呼ばれます。
MIYABI 7にはレーザービア専用のロジックが搭載されているため、トップ径が60μmクラスの極小レーザービアであっても、ビア底の異常検出のパターンに合わせた検査が可能です。
パッド・ライン
MIYABI 7には「Pad & Line Feature検査機能」という新開発機能が搭載されています。
これによって、電子回路上のパッド幅やライン幅、角部などに細りや太りが発生していないかを検出できます。
検査条件ごとに個別のパラメーターを設定できるため、精度の高い欠陥検査が可能です。
検査ユニットの販売だけでなく、検査装置全体をワンストップで依頼できる機械製作会社を紹介しています。
製作会社 | SCREEN PEソリューションズ |
検査精度(最小単位) | 記載なし |
用途(検査対象) | HDI基板、フレキシブル基板 |
検査項目 | 穴径のズレ、ビア底不良 |
検査方式 | レーザースキャン |
出力情報 | 記載なし |
SCREEN PEソリューションズは、コア技術となる直接描画技術や画像処理などを生かしたプリント基板関連機器の開発に取り組んでいるメーカーです。検査装置のほかに、検査装置向け欠陥解析パッケージやセットアップステーションといったソフトウェアも取り扱っています。
会社の所在地 | 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る四丁目天神北町1-1 |
対応実績 | 検査装置、自動化技術、直接描画技術、画像処理技術、分析ツール、欠陥集計・解析など |