部品や機器の目視検査において、精度や効率面で課題を抱えている企業も多いでしょう。そこで、目視検査における課題や自動化のメリットなどを紹介します。
たとえば円筒状の部品や細かな部品などは、密度や立体などの理由から見えづらく、検査が困難です。目視検査は容易に確認できる部分に限られてしまうため、細かな部品の検査は機械に任せた方が高精度な検査を行えます。
目視検査の精度は作業者の習熟度に左右されるため、ばらつきが生じてしまいます。長年経験を積んだベテラン作業者であれば見るべきポイントを理解していますが、経験の浅い作業者では見落としが発生する可能性があるようです。
また、すべての検査を経験豊富な作業者が行ったとしても、疲れや思い込みによって見落としが発生する可能性はゼロではありません。経験豊富であるがゆえに、思い込みによる見落としが発生するケースも少なくありません。
検査員には見落としや間違いのない精度の高いスキルが要求されます。検査を満足に行う作業者を確保するためには、採用コストや育成コストがかかります。検査をする作業者が不足している工場も多いようですが、面接~採用、教育にかかる時間や手間といったコスト以外の点でも負担に感じるでしょう。
目視検査では、一つ一つ時間をかけて対象物の検査を行わなければなりません。その点、レーザーやカメラによる検査では複数の対象物を一度に検査可能。短時間で多角度から検査を行える装置もあります。検査に時間がかかってしまうと生産数増加にも対応できず、効率の良い検査体制の確保が求められます。
さらに目視検査の場合、細かい部分の判定を行うことは困難です。カメラやレーザーであれば、人の目よりも高精度な検査が可能です。
検査装置では作成されたプログラムに沿って検査を行います。人間のように思い込みや疲れによる見落としがなく、安定した検査が可能です。
また、検査装置では高解像度のカメラ撮影と画像処理システム等によって高精度な検査を行えます。目視検査では限界のある細かな部品のチェックも行えるため、製品の品質を確保できるでしょう。
検査装置の導入にはコストがかかるものの、検査に必要な人員を削減することができます。これまで目視検査のために確保していた人員を減らせるため、人的コストの削減につながるでしょう。
検査装置は短時間で多くの対象物を検査できます。そのため生産数の増加などにも対応可能。目視検査では生産数を増加したくても検査が追い付かない…という場合もありますから、検査装置の導入は検査効率の向上だけではなく生産性向上につながるでしょう。
検査装置の導入によって、検査効率の向上や生産性向上を実現できます。ただしすべての検査を装置に任せるのではなく、項目によっては目視検査を行うのがおすすめです。
検査装置は高精度な検査を行えますが、絶対に見落としがないとは限りません。また、目視検査の方が効率的に検査を行える項目もありますので、目的に合った適切な装置を導入すると良いでしょう。