5種類の画像処理機能を搭載
NOZOCは、画像処理機能として合計5種類の検査モードを標準装備しており、欠陥項目に合わせて検査モードを選択できます。
検査モードには、傷や打痕を検査する欠陥検査モード、面積や長さを詳細に設定できる形状検査モード、錆などを検出できる色検査モード、バリなどの異物混入を検出できるライン検査モード、ギアの端数やピッチを検出できるエッジ検査モードがあります。
用途に合わせて2種類の照明を使用可能
NOZOCは、リング照明と同軸照明の2種類の照明を搭載しており、検査用途に合わせて最適な照明を選んで使用できます。
レーザー光では認識しづらい凹凸までカラーで検査できるリング照明は、形状検査や色検査に適した照明です。
金属表面の傷をはっきりと撮像できる同軸照明は、ギアピッチや鋳巣の欠陥検査向けの照明です。
検査結果はCSV出力可能、製造工程のトレーサビリティを向上
NOZOCは対象物を画像処理した上で、良品か不良品かを自動で判定します。
判定結果はCSV形式で保存、出力が可能なので、欠陥発生の原因追求や製造プロセスの効率化、製造ラインのトレーサビリティ強化に役立てることができます。
インナーギア
NOZOCのリング照明を使った形状検査の例としては、インナーギアの内面検査が挙げられます。
インナーギア内壁の表面にマーキングをを施した上で撮像し、マークごと認識することができるため、部品の形状が正しいかどうかを簡単に判別できます。
無給油プッシュ
NOZOCの同軸照明を用いた欠陥検査の例としては、無給油プッシュの表面検査が挙げられます。
金属部分の表面についた傷などの欠陥を細かく撮像できるため、少ない検査工数で不良品の流出を防止できます。
検査ユニットの販売だけでなく、検査装置全体をワンストップで依頼できる機械製作会社を紹介しています。
製作会社 | エデックリンセイシステム |
検査精度(最小単位) | 内径φ10mm、 外径φ12mm |
用途(検査対象) | 自動車部品 |
検査項目 | 内面の傷、バリ、異物 |
検査方式 | レーザースキャン |
出力情報 | 記載なし |
1970年から画像解析装置の研究・開発に力を入れている株式会社エデックリンセイシステム。画像処理技術や自動制御技術などの保有技術と生産体制を生かし、各分野の専門エンジニアの連携による最適なシステムの提案に取り組んでいます。
会社の所在地 | 本社:愛知県豊橋市西幸町字浜池331-9 |
対応実績 | 検査装置、画像処理技術、自動制御技術など |