立体物検査

立体物検査装置とは、3Dカメラや超深度カメラなどを用いて3次元的な形状の欠陥検査を行う装置です。
たとえば3D検査装置では、ステレオ式やレンズ焦点法、アクティブステレオ法や光切断法などさまざまな3D計測手法を用いて対象物を検査します。検査物の3次元形状を点の集合体として計測するため、2Dでは判断できなかった詳細な検査を行えるようになります。
また、超深度カメラを用いた立体検査では、斜めからの撮像・投光を行えることで高さや奥行きのある対象物でもスムーズな検査が可能。近年では複雑な形状や小型の製品が増えていることから、立体物検査装置の需要は高まっています。

立体物検査ができる
外観欠陥検査装置

※2021年4月26日時点、Google検索「欠陥検査装置」の上位15社の検査ユニットメーカーのうち、立体物検査ができる外観欠陥検査装置を扱っているメーカーの製品を紹介しています。

製品名 精度
(最小単位)
生産体制 認証 検査方式 検査項目
HelmeeCSD

HelmeeCSD
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0.03mm2 記載なし 記載なし カメラ 光沢のある製品の表面についたキズ
Lulimo H

Lulimo H
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深さ0.3mm、幅0.5mm 記載なし 記載なし カメラ 打痕、傷、肌不良、その他
PET-2000

PET-2000
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記載なし 記載なし 記載なし 渦電流探傷試験 ひび割れ
XG-X

XG-X
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0.125mm 記載なし 記載なし カメラ 金属・樹脂部品についた傷、樹脂・ゴム成型時に発生する欠け・バリ、LEDの点灯の抜けの有無
VTV-9000miniR

VTV-9000miniR
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直径3~5μm 記載なし 記載なし カメラ クラック検査、傷・異物検査、ブロブ検査、輪郭・バリ・欠け検査など

立体物表面検査装置について詳しく紹介

検査精度 0.03㎟
検査対象 金属部品、ガラス、車のドアハンドル
製作会社名 Helmee

HelmeeCSDの特徴

HelmeeCSDは、最低0.03平方ミリメートルの欠陥を検出できる正確性を備え、従来の目視による欠陥検査を完全に自動検査へ代替します。
特にサテンや金属系といった光沢物の欠陥検査を得意としており、プラスチック製品、ガラス、ディスプレイ、水道の蛇口、自動車のドアハンドルなど様々な素材に対応しています。
国際特許を取得した独自の検査技術に基づいて、1回の撮影でおよそ140度の角度から検査することが可能で、目視検査に比べて短時間で欠陥検査を実行できます。

検査精度 深さ0.3mm、幅0.5mm以上
検査対象 直噴部品
製作会社名 SCREENホールディングス

Lulimo Hの特徴

Lulimo Hの欠陥検査は画像処理方式を採用しており、深さ0.3mm、幅0.5mmレベルの欠陥を5秒台のサイクルタイムで認識できます。
搬送一体型の欠陥検査装置であるため、加工物を投入して実際に欠陥検査を行い、その後加工物を排出するまでの一連の検査プロセスを一元的に実行可能です。
Lulimo H一台で作業が完結する使いやすさに加えて、対応する加工物は直噴部品やハブ軸受けをはじめとして多種多様であり、公式サイトに記載のない加工物でも問い合わせ次第では柔軟に対応しています。

検査精度 記載なし
検査対象 自動車部品
製作会社名 ダイヤ電子応用

PET-2000の特徴

PET-2000は、主に自動車部品などに用いられる金属製品や鋳造部分、焼き入れ部分を対象とした欠陥検査機です。
高周波サンプリングした出力信号を読み込んでその周波数の変化量を計算するデジタル式渦流探傷試験を採用しており、ノイズの影響を受けにくく再現性の高い欠陥検査を実現します。
検査速度はパーツ1個あたり3秒で、0.5mmレベルの欠陥から検出可能です。40×40×4mmまでのワークに対応しており、4つの探傷チャンネルを備えているため、広範囲に及ぶ欠陥検査によって部品表面のひび割れ等の欠陥項目を正確に検出することができます。

検査精度 0.125mm
検査対象 自動車部品(ピストン、チップコンデンサ)
製作会社名 KEYENCE

XG-Xの特徴

XG-Xは、高度な画像処理技術を誇り、DSP+CPUのコア数は従来機器のおよそ3倍、処理速度も約3倍、メモリ容量は4倍近くという高スペックを保有しています。
刷新されたPC設定ソフト「VisionEditor」を搭載し、PCとコントローラーのどちらからでも検査設定の作成や編集が可能になったことで、高度なシステムを自由に運用することができるようになりました。
機能のひとつである「ShapeTrax™3」は、アルゴリズムが自動でワークの特徴を抽出し、欠陥検査に最適な輪郭を設定するため、どんなユーザーでも再現性の高い検査が可能です。

検査精度 およそ直径3~5μm
検査対象 半導体・電子部品・自動車・プラスチック・日用品・医療品など
製作会社名 ヴィスコ・テクノロジーズ株式会社

VTV-9000miniRの特徴

ヴィスコ・テクノロジーズ株式会社が製作・販売するVTV-9000miniの上位モデル。検査装置は小型ながらも高速処理に優れたカメラを搭載しています。 ヴィスコは「人間の目に置き換わる技術」にこだわりをもっており、目視に近い検査の実現を目標とした製品開発を行っています。ヴィスコが独自開発した検査手法であるDefFinder®は学習能力をもっており、複数の良品モデルから統計的に良品とされる画像を作成し、欠陥を検出できるのが特徴です。

検査精度 5ミクロン以下のサイズの外観検査にも対応可能
検査対象 自動車部品、錠剤、PETボトル、ICチップ、電子部品、金属部品など
製作会社名 株式会社エーディーディー

iVisionの特徴

iVisionは高性能な画像処理エンジンを搭載しており、10ミリ秒での高速検査が可能。また、輝度補正フィルタやノイズ除去などの平滑化フィルタも搭載しており、5ミクロン以下の製品検査も可能にしています。キズや汚れの検査はもちろん、形状・寸法検査やカラー検査にも対応できます。 さらに既存システムへの導入も行えるため、システムはそのままにiVisionを導入し段階的に入れ替えることも可能。システムの操作をシンプルかつ簡単にできるのも特徴です。

検査精度 MIN0.05mm(目安)
検査対象 樹脂成形品(透明品・色付製品)、ガラス製品、セラミック製品など
製作会社名 大栄工業株式会社

MIE-MAXの特徴

MIE-MAXは大栄工業株式会社の外観検査機器ブランド「ファントリー」の自動画像検査装置シリーズです。
検査対象物に合わせて6つのタイプを用意しており、立体物外観検査では多軸ロボットが立体物の微細な欠陥も検出します。インライン式での検査が可能なため、成形品を生産しながらの検査が可能。オフライン式では作業者が製品を投入することでさまざまな成型品の良品・不良品判定を行います。
なお、装置は省スペースで設置できるうえ、成形機や取り出し機に直結可能です。

検査精度 要問合せ
検査対象 電子部品・医薬品・食品飲料・自動車・金属部品など
製作会社名 オプテックス・エフエー株式会社

3D-Eye35000の特徴

3Dカメラとレーザーの光源によって、退場物を3次元で認識する装置です。対象物の突起や穴などの不具合をチェックすることができ、従来の装置では難しく、目視が必要だった検査も自動化を実現できるでしょう。また形状検査だけでなく、色調検査も同時に検査することができ、光切断法を採用しているので外観の色調も受けにくいという特徴があります。電子部品や医薬品、食料品など様々な業界で活用された事例も数多くあります。

検査精度 要問合せ
検査対象 電子機器など
製作会社名 マランツエレクトロ二クス株式会社

多機能検査装置の特徴

これまでは目視による検査でしか対応できなかったケースも、i22X-500を活用すれば自動化することが可能です。部品違い・文字検査・ネジの有無・トレイの欠品などをチェックし、不良品の流出を防ぐことができます。またメインの基盤となる情報を操作するだけで、複数ある装置の情報を変更可。仕様の変更などがあったときもスムーズに変更作業を進められます。バーコード読み取り機能や照明選択など様々な機能も搭載されている機器です。

検査精度 要問合せ
検査対象 太陽光発電機器、電池機器など
製作会社名 タイヨー電機株式会社

LDWS-01の特徴

スマホや太陽光発電、電池関連など幅広い商品の検査に活用されている装置です。対象物の状況によって検査を選択でき、従来のCCDでは難しかった光沢の素材の傷などを検出。また300ミリの幅で最高18m/分の速度で画像化を実現しました。さらに最少で10μmの欠陥を自動で検出できるなど、LDWS-01の機器だからこその強みがあります。導入することによって作業効率のアップや不良品流出防止などにつながり、安定した品質を維持しやすくなるでしょう。

検査精度 要問合せ
検査対象 半導体
製作会社名 ジャパンコーヨン株式会社

ZENITHの特徴

測定精度と信頼性の高さが魅力のZENITH。3D外観検査計測が可能です。2mmまでの高さのある測定物を検査したり、測定値ベースで検査条件を設定できるのも特徴。ZENITHは複数方向からの照明によって影による誤差を少なくしています。4方向、もしくは8方向から照明をあてることで、検査対象物の形状を正確に捉えて測定。はんだフィレット検査では、3D検査によりはんだ結合部の形状を検査して、不良品を検出していきます。進化し続ける、要注目の検査装置です。

検査精度 要問合せ
検査対象 要問合せ
製作会社名 TASMIT株式会社

INSPECTRAの特徴

ハイスピードで全数検査できるのが魅力のINSPECTRA。前工程から後工程まですべての検査に対応できる装置です。アルゴリズムを活用して、迅速かつ繊細な欠陥検出を実現しています。ワークサイズによって製品のラインナップから選択でき、検査の内容によっても製品やオプションを選択可能。欠陥分類や欠陥カラー画像保存で、欠陥を分類して検査の効率化を図れる機能を持った検査機械です。LEDやパワー半導体などの検査に用いられた実績があります。

検査精度 プローブ誤差2.5μm
検査対象 携帯電話、タービンブレード、ツール、鋳物、金型、シートメタル部品、プラスチックなどの計測およびリバースエンジニアリング
製作会社名 株式会社ニコンソリューションズ

ラインスキャナー LC15Dxm(Nikon)の特徴

CMOS技術や高性能データ処理機能を搭載したニコンのラインスキャナー LC15Dxm。接触測定と同レベルの多点測定を可能にしており、高精度検査を実現しています。なお、レーザー出力はESP3(第3世代センサー強化性能)により色や反射率を考慮してリアルタイムで自動調整されるため、再スキャンや反射防止スプレーなどが不要。さらにオプションのタッチプローブを追加すればマルチセンサー三次元測定機としても役立ちます。

検査精度 要問合せ
検査対象 半導体部品など
製作会社名 ヤマハ発動機株式会社

YRi-Vの特徴

ヤマハ発電機の3Dハイブリッド光学外観検査装置「YRi-V」は、従来製品「YSi-V」の上位機種として発売されました。
検査ヘッドの開発や高性能GPUによって高速検査と高精度検査を実現させており、5μmのレンズも登場。0201mmのような極小部品や狭隣接部品でも高精度検査が可能です。また、同軸照明の導入により、鏡面部品の検査精度もアップ。検査のスキルレス化により、検査データの自動作成機能も搭載しています。

検査精度 要問合せ
検査対象 木材や内装・外装タイルなど
製作会社名 倉敷紡績株式会社

3D形状検査装置(クラボウ)の特徴

CMOSイメージセンサと高速チップを搭載した3Dカメラとハードウェアによる3D化演算により、高速検査を実現。1秒間に35,000プロファイルもの立体情報を得ることができます。
また、3D情報とともに2D濃淡情報も取り込めるため、2D・3Dの特性を活かした検査が可能。たとえば印刷検査と形状検査を同時に行えます。また、対象物の模様やコントラストに影響を受けないため、密集した絵柄上の欠陥でも検出してくれます。

検査精度 2mm以上
検査対象 電子機器Assy、医療機器Assy、ユニットAssyなど
製作会社名 ミツテック株式会社

MARシリーズ(ミツテック)の特徴

ミツテックが提供しているMARシリーズは、Assy製品向けの全方位型外観検査装置です。Assy製品の検査方法といえばこれまで目視検査のみでしたが、ミツテックのMARシリーズでは独自のセンサー技術とメカトロ技術の組み合わせにより検査の自動化を実現。過酷な目視検査からの開放を目指しており、ヒューマンエラーの防止にも貢献しています。

検査精度 記載なし
検査対象 フィルム、金属、セラミックスなど
製作会社名 株式会社オプセル

3D光切断型欠陥検査装置の特徴

光学技術を専門とするオプセル開発の3D欠陥検査装置です。レーザー走査技術が用いられており、高さや表面状態などを高速で検査することができます。検査内容に合わせてレンズの交換を簡単に行えるのが特徴で、走査幅22mm~150mm程度まで装着が可能。開発したオプセルはニーズに応えるものづくりを得意としているため、レンズや光学系を特注で設計・製作してもらうこともできます。

検査精度 記載なし
検査対象 バイアル瓶・多面体容器・変形容器・金属部品・ゴム製品など
製作会社名 株式会社デクシス

外観けんた君(デクシス)の特徴

外観けんた君は、外観検査装置専業メーカーであるデクシスが開発した人型の外観検査装置です。1台のカメラで最大8ライン分の画像を同時に取得でき、異なる光学条件の検査も一度に行えるので、複数種類の欠陥検査や多方向の検査に適しています。設定も簡単なため、多品種小ロット製品の外観検査も可能です。

検査精度 記載なし
検査対象 基板
製作会社名 オムロン株式会社

VT-Zシリーズ(オムロン)の特徴

VT-Zシリーズは、自動化技術を取り入れた機器を製造しているオムロン開発の基盤外観検査装置です。オムロン独自の撮像技術とモアレ技術が搭載されており、高精度な検査を実現。定量検査に国際基準の規格に準拠した値を適用したことで、プログラミング工数の削減やスキルの最小化を叶えています。

検査精度 記載なし
検査対象 金属ベアリング、焼き菓子、野菜、化粧品など
製作会社名 株式会社Pros Cons

GE-01(Pros Cons)の特徴

GE-01は、AIソリューション事業を主力事業としている株式会社Pros Consが開発したAI外観検査装置です。良品学習外観検査AI「Gemini eye」が搭載されており、良品データのみで高精度な外観検査が可能。現場に組み込みやすいゲート型で、ラインに合わせて構成も柔軟に変更できます。

検査精度 0.1mm以上
検査対象 サーバ、基盤、ツールボックス、EV・ECパワーブースター、ジェットエンジン、ブレードなど
製作会社名 住友重機械工業株式会社

KITOVの特徴

KITOVは、多くの製造関連機械を製造している住友重機械工業が開発した3次元追従外観検査システム。汎用性が高く、幅広い製品の欠陥検出が可能です。AIが搭載されており、ディープラーニングで過検出を低減しながら、複数の欠陥検出を自動で行います。現場の使いやすさが追求されており、撮影経路やデータ取り込みも自動で行えるため、特別な知識がなくても直感的に操作できます。

検査精度 0.09μm
検査対象 フラットパネルディスプレイ、フィルム、鉄鋼・非鉄、半導体、精密部品、電子材料など
製作会社名 株式会社テクノス

スーパー5000Kの特徴

実用50μmの検出が可能な高性能スペックのカメラ1台で、幅広い対象物の欠陥検出ができるスーパー5000Kは、自動外観検査システム開発を専門とする株式会社テクノスが開発した立体物検査装置です。自動車や鉄鋼などの大きな立体物から半導体ウエハなどの小さな物まで、大きさや形にとらわれず様々な対象を検査できます。低コントラストの欠陥を見抜く技術で、色ムラや塗装ムラも見逃しません。

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