物体表面の変形やキズに対して高精度の検出結果が得られる、レーザスキャン方式の外観検査装置。
しかし、一口にレーザースキャンといっても、その照射方式によって向き不向きなどが出てくる場合もあります。
ここでは、可変焦点方式の特許技術※を持つ、長野オートメーションのご担当者の方にお話を伺って、「平行ビーム型」と「レーザー集光型」でどんなメリット・デメリットがあるのかを解説しています。
※参考:長野オートメーション公式HPより(https://www.nagano-automation.co.jp/gyroscan-page/)
画像引用元:長野オートメーション公式HP(https://www.nagano-automation.co.jp/)
平行ビーム型のレーザーは、光を一点に集めて照射する集光型レーザーに比べて集光スポットの大きさやレーザーの焦点距離を気にしなくてよいというメリットがあります。
常に平行、垂直な基準線を投射できるため、安定した検査につながります。
平行ビーム型のレーザーは、集光型レーザーに比べるとレーザー光のエネルギー密度が低くなります。欠陥検査では、レーザー照明のエネルギー密度が高いほどスループット向上につながるもの。
平行ビーム型のレーザー照射方式を搭載した検査機は、若干アバウトな範囲での検査になるため、集光型レーザーに比べて精密な処理能力には劣るといえます。
レーザー光は自然光に比べて、格段に高パワーであること、単色性と指向性が強いことなどが特徴的で、それらの特徴を最大限に活かしたのが集光型のレーザー照射です。
レーザー集光型による欠陥検査のメリットは、照明領域を絞ることで検査対象に対する照明のエネルギー密度を高くして、検査の精度を大幅に向上させることができる点にあります。
一方で、集光型レーザーのデメリットは、集光レンズに光を入れる角度や集光レンズの温度などの条件によって、集光スポットの大きさや集光レンズの焦点距離が変化してしまう点にあります。
欠陥検査においては、集光スポットの大きさや集光レンズの焦点距離が重要。
正確に対象物との距離を測り、レーザーの入射角などを設定しなければなりません。
レーザー集光型のデメリットを最小限に抑える
レーザー集光型のデメリットを、検査対象にあわせてレーザー焦点を変えることで軽減したものが、可変焦点方式と呼ばれるものです。
この方式を搭載したレーザー検査装置が、長野オートメーションが手がけるジャイロスキャンです。
その精度は、なんと最小直径0.05㎜という精密さ。
長野オートメーションは、可変焦点タイプのレーザープローブ技術に関して特許を取得しており、その技術力で他社製品との差別化を図っています。
また、ジャイロスキャンは、精密かつ安定した欠陥検査を簡単に実行できる点が強みであり、誰が行っても高精度、再現性のある検査結果が得られることを目指した製品です。
内径・穴の欠陥検査を求めている方は、是非お問い合わせをしてみてください。
| 社名 | 長野オートメーション株式会社 |
| 所在地 | 長野県上田市下丸子401 |
| 設立 | 1982年10月 |
| 事業内容 | 生産システムの提案や自動化した組立装置・
各種加工機・ 検査装置の開発・設計及び製作 |